膝など関節に効果的な補助ボーン

Armatureモディファイアー「体積を維持」有効
少し間が空いてしまいましたが、人物女性モデル(仮:ルビーちゃん)の制作を進めていきたいと思います。今回はキャラクター・セットアップとしてボーンの作成、関連付けを行います。

肘や膝などの関節部分に関して、曲げることでメッシュが望むような形状にならず潰れてしまうケースがよくあります。ウエイト値の編集で解消される場合もありますが、手軽な対策としては「Armature」モディファイアーの[体積を維持]を有効にする方法があります。これにより文字通り関節を曲げてもメッシュの体積を維持してくれるようになります。

「体積を維持」有効無効比較
上記画像が[体積を維持]の無効/有効を比較したものです。メッシュの潰れは解消されましたが、今回のように過剰に影響が出てしまう場合があります。また、効果の度合いを任意で調整することができません。
そこで今回は[体積を維持]は活用せず、補助的なボーンを設置してメッシュの潰れを解消したいと思います。

ボーンコンストレイント回転コピー
まず膝から前方に向かって水平にボーンを作成します。作成した膝のボーンに対してボーンコンストレイントの回転コピー(Copy Rotation)を設定し、スネのボーンに合わせて回転するようにします。あとは、ウエイト値を編集して膝の皿周辺のメッシュと膝のボーンを関連付ければ完了です。

そういえば、メッシュを変形する機能「シェイプキー(モーフ)」を活用しても同様の効果を与えることができそうな気がします。時間があったら今度試してみたいと思います。


You may also like...