モデリングを如何に効率よくスピーディーに行うか、皆さんも試行錯誤されていることと思います。私もモデリングに熱中して、ふと気付くと驚くほど時間が経過していて、切なくなることがあります。
そこで今回は、スキン(Skin)モディファイアを使ってモデリングの効率化を図りたいと思います。
スキンモディファイアとは、“辺(エッジ)”に沿ってメッシュを生成してくれるモディファイアです。人物ボディなど有機体には有効的な手法ではないかと思います。
まずはメッシュの辺のみで骨格を作成します。デフォルトで配置されている立方体の不要な面を削除して残った辺を利用し、[E]キーで伸展しながら作成していきます。
ここではミラー(Mirror)モディファイアを設定し、向かって右側のみを作成します。
辺で構成される骨格が完成したら、スキンモディファイアを設定します。
生成されたメッシュのサイズは頂点毎に変更可能です。該当の頂点を選択し、[Ctrl]+[A]キーで拡大縮小できます。
スキンモディファイアは、骨格となる辺を元にアーマチュアを作成することもできますが、今回は骨格をモデリング用と割り切って、強弱を付けたい箇所に頂点を追加していきます。
頂点の追加方法は、辺を選択して[W]キーを押し、スペシャルメニューから[細分化]を選択します。
合わせて細分割曲面(Subsurf)モディファイアを設定すれば、人物ボディのベースモデリングが完了です。
後はこれを元にスカルプトなどでディテールの作り込みを行っていきます。