MMDモーションデータ(.vmd)のインポート

Blenderで苦労して仕上げたモデル、せっかくなのでモーションを付けて動いた姿を見てみたい・・・でもそれなりのモーションを付けるには、時間と手間がかかってしまう・・・。
そんな横着なあなた(私)のために、MikuMikuDance(以下MMD)のモーションを利用して、Blenderで制作したモデルを動かす方法をご紹介したいと思います。今回は、とりあえずMMDモーションデータ「.vmd」をBlenderにインポートします。(この件は以前「MMDモーションデータ(.vmd)を適用」でも簡単にご紹介しましたが改めて・・・)

デフォルトではBlenderに[.pmd/.pmx]や[.vmd]といったMMD関連のデータをインポートすることはできません。まずインポートできるようにAddon「mmd_tools」をインストールします。

こちらからデータをダウンロードします。ダウンロードしたデータを解凍し、mmd_toolsフォルダを/blender-2.XX-windowsXX/2.XX/scripts/addons/に移動します。

「Blenderユーザー設定」でアドオン「mmd_tools」を有効にする
Blenderを起動してinfoエディタの[ファイル]から[ユーザー設定]を選択して「Blenderユーザー設定」を開きます。上部の[アドオン]をクリックして左側の「カテゴリー」メニューから[オブジェクト]を選択します。表示された「mmd_tools」にチェックを入れ有効にします。下部の[ユーザー設定の保存]をクリックするとデフォルトとして保存されます。

MMDデータ[.pmd/.pmx]や[.vmd]をインポート
Addon「mmd_tools」のインストールが完了すると、infoエディタの[ファイル] > [インポート]からMMD関連データの[.pmd/.pmx]や[.vmd]を読み込むことができるようになります。

MMDモデルデータ(.pmx)インポート
MMDモーションデータ(.vmd)を読み込むには、もちろんですがそのモーションを適用するためのボーンが必要となります。今回お借りするMMDモーションはTda式用のため、モデルデータ(.pmx)も同様にTda式をお借りすることにします。

因みに「〜式」とは、それぞれ制作者さまのお名前が付けられており、代表的なモデルとしては、標準モデルとしてMMDに付属されている「あにまさ式ミク」や大きな瞳とアヒル口が人気の「Lat式ミク」などがあります。表情などの設定を行うモーフもモデルによって異なるようです。(恐らく…)

MMDモーションデータ(.vmd)インポート
読み込んだTda式モデルのボーン(Armature)を選択した状態でMMDモーションデータ(.vmd)を読み込むと、ボーン(Armature)に対してモーションが適用されます。

このボーン(Armature)をBlenderで作成したオリジナルのモデルに対してペアレント設定する方法※もありますが、ここでは既にボーン(Armature)が組み込まれたモデルを対象に設定を行いたいと思います。
・・・ということで、次回はBlenderに読み込んだMMDモデルとオリジナルモデルが連動して動くように設定していきたいと思います。

※今回お借りしたTda式MMDモデルデータの禁止事項に下記のような記載があります。
「Tda式以外の別モデルを作るためにモデルの一部を移植したり素材として使用する。」
“モデルの一部”にボーン(Armature)が該当するかは事前に制作者さまにご確認ください。くれぐれも制作者さまにご迷惑がかからないようにご配慮をお願いいたします。

今回使用させていただいたMMDデータは下記の通りです。

Tda(ティーダ)さん作成のMMD用モデルデータ
(Tda式初音ミク・アペンドVer1.00)
http://bowlroll.net/up/dl4576

hinoさん作成のMMD用モーションデータ(トレース元 まなこさま)
https://bowlroll.net/file/107009

> MMDモーションデータ(.vmd)との連動 へ続く


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